みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

目黒考二さん、北上次郎さん、藤代三郎さんのお別れの会

明治記念館で行われていた【目黒考二さん、北上次郎さん、藤代三郎さんのお別れの会】に行って来ました。
なんと!東京は5月とは思えない異例の暑さ(30度超え)日傘を突き刺すのではないかと思うほどの強い紫外線。真夏日のような暑さだけど、お天気に恵まれ、青空の下、自然豊かな草木の中、厳かな雰囲気が漂う明治記念館の佇まいに心がなんとなく落ちつく。
 

会場に向かうと、

入り口には北上次郎さんの等身大パネルと形見分けが。。シャツやお財布、帽子や扇子など紛れもない形見分けでした。お買い物も大好きだったようです。
 
会場に入り、初めに献花を。祭壇にはとても素敵な笑顔の北上さんが。。出演されていた映像が流れ、会場では北上さんの声が。。会場は和やかな空気に包まれています。著書や書評のノート、成績表など貴重な品々が展示されていて、北上さんの好きなものへの熱意を感じられました。

横山秀夫さんの『64』は私も大好きです。この付箋の数!書評メモ!ここまで読み込むことを見習いたいけど、なかなかできないなぁと、尊敬の念を抱きました。


異なるペンネームで執筆をされ、私小説の目黒考二さん、書評家の北上次郎さん、競馬評論家の藤代三郎さんと幅広くご活躍をされていて、創り上げる人の偉大さと読書家に与えた影響力の大きさを感じつつ、なにより本の楽しさを教えてくれた人なのだと、改めて書評家・北上次郎さんの素晴らしさを感じるお別れの会でした。すごい‼︎

初めてお別れの会に参列させていただきました。一般のファンを会場に招き入れることがあるのかわからないけど、とても和気藹々とした雰囲気で素敵な時間を過ごしました。行って良かった。帰りには本のおみやげまで!!うれしすぎる!!ブックカバーは一緒に参列した読書友達がプレゼントしてくれました。彼女は北上次郎さんの大ファンで、北上さんの書評に絶大な信頼を持っています。神戸から北上さんにお別れをしに。。お別れができて良かった。
 
読書家から愛され、本を愛した書評家・北上次郎さんから本を読む楽しみを教えていただきました。ありがとうございます。改めて、ご冥福をお祈りいたします。