みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『満州アヘンスクワッド』 原作 門馬司 作画 鹿子

 

おすすめ ★★★☆☆

【内容紹介】

「満州で一番軽いものは、人の命だ」
時は昭和12年。関東軍の兵士として満州にやってきた日方勇は、戦地で右目の視力を失ってしまう。「使えない兵隊」として軍の食糧を作る農業義勇軍に回され、上官に虐げられる日々を送るも、ある日農場の片隅でアヘンの原料であるケシが栽培されていることに気づく。病気の母を救うためアヘンの密造に手を染める勇だったが、その決断が自身の、そして満州の運命を狂わせていく…。

【感想】

アヘン、人身売買、欲望の渦...闇の深さと絵の描写が怖かった。主人公の勇は家族思いの優しい好青年。後に闇の皇帝にまで昇り詰めるようだが...暗黒の世界で生き抜けられるのか...。そして、わたしは見届けられるのか?(まだ続くようです)