みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『連続殺人鬼カエル男』  中山 七里

 

連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)

連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)

 

 おすすめ ★☆☆

 

内容(「BOOK」データベースより)

口にフックをかけられ、マンションの13階からぶら下げられた女性の全裸死体。傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。街を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の犯行だった。警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに…。無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の目的とは?正体とは?警察は犯人をとめることができるのか。


猟奇的サイコミステリー。。死体の描写、虐待の描写は目を背けたくなり、吐き気すら催すほど、細かく描かれてます。連続殺人なので、あらゆる死体が登場します。苦手な方にはおすすめしません。得意な方は大したことではないのかもしれませんが、わたしは気分が悪くなりました。

刑法39条(心神喪失者の行為は罰しない)がテーマになってます。

「カエル男」と称する犯人が次々と猟奇殺人を起こし、町中大パニックに。警察は犯人逮捕に全力を注ぐが、手がかり掴めず、精神科医、犯罪心理学者、保護司などの協力を求める。

犯人は憎むべき存在ですが、疑心暗鬼になり恐怖に陥った大衆も恐ろしいです。

まさかまさかの「カエル男」の正体。。ラストが一番気持ち悪かった。内容は面白いと思います。