みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『滅びの庭』  赤川 次郎

 

 

滅びの庭 (角川ホラー文庫)

滅びの庭 (角川ホラー文庫)

 

 おすすめ ★☆

 

内容(「BOOK」データベースより)

「庭…」―それが精神科医・大崎の最期の言葉だった。原因不明のノイローゼから自殺同然の死に方をした大崎だったが、彼は死の直前に自分の患者・安部綾子を同僚の山之内に引き継いでいた。綾子を診察するうちに山之内が辿り着いた大崎の死の真相とは。少女の見る夢が現実を狂わせていく―。書き下ろし表題作「滅びの庭」を含む全五編。

 

どの作品も物凄い恐怖に襲われるお話ではない。ホラー要素もあるが、人間の恐ろしさの方が際立つ。