みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『店長がバカすぎて』 早見 和真

 

店長がバカすぎて

店長がバカすぎて

  • 作者:早見和真
  • 発売日: 2019/07/13
  • メディア: 単行本
 

おすすめ ★★☆☆☆

【内容紹介】

「幸せになりたいから働いているんだ」
谷原京子、28歳。独身。とにかく本が好き。
現在、〈武蔵野書店〉吉祥寺本店の契約社員。
山本猛(たける)という名前ばかり勇ましい、「非」敏腕店長の元、 文芸書の担当として、次から次へとトラブルに遭いながらも、 日々忙しく働いている。 あこがれの先輩書店員小柳真理さんの存在が心の支えだ。
そんなある日、小柳さんに、店を辞めることになったと言われ……。

【感想】

大爆笑!と帯に書かれていましたが、、わたしは苦笑いの連発でした。書店で働く谷原京子さん(従業員をフルネームで呼ぶ店長。。これは返事に躊躇するわ笑)は意味のない朝礼の長い挨拶や空気を全く読まない店長への不満が充満し、心の中で毒吐き、憤怒状態。。「辞める。マジ、辞めてやる!でも...」と葛藤する谷原さんの苦悩は大変そうではあるが、同情しにくいお人柄。。書店員、小説家、お客様の高圧的な言動や傲慢な人間性が酷すぎて、わたしも頭を抱えてしまう。。口の悪さが目立つ。。イヤミでも毒舌でも、もう少し品がほしい。。わたしもストレスが溜まっていく(←これが狙い?)。。出版業界のストレス発散本なのかもしれない。こちらは本屋大賞ノミネート作品です。。もし本屋大賞を取ったら、底知れぬ書店員のストレスに怯えちゃう。。ドタバタしていて、結局何が言いたかったのか意図がわからず...最後はわたし(読者)がバカすぎて?なのか?と思ってしまった。