東京都美術館(2020.2.28)
2月29日〜3月16日まで休館なので、展示会場に行ってきました。混雑はしないとは思っていたけど、想像以上に人がいなかった。そのおかけで北欧の静を存分に楽しめました。
ピーザ・スィヴェリーン・クロイア
「スケーイン南海岸の夏の夕べ、アナ・アンガとマリーイ・クロイア」
海岸を楽しむ画家の妻たち。。愛妻家が多いわ〜
クレステン・クプゲ
「海岸通りと入江の風景、静かな夏の午後」
クプゲはハマスホイが最も尊敬した画家。
デンマークの牧歌的な風景画が静謐で平和。柔らかくて温かい北欧の空気に包まれ、自然の音が聞こえてきそうなくらい吸い込まれる。
画家たちの妻の日常が描かれる作品が多くあり、何気ない朝食の風景。北欧雑貨が素朴だけどお洒落で可愛い💕幸せな時間が伝わる。。
ピーザ・スィヴェリーン・クライア
「朝食、画家とその妻マリーイ、作家のオト・ベンソン」
ラウリツ・アナスン・レング
「遅めの朝食、新聞を読む画家の妻」
北欧家具や洋服が可愛い💕
ヴィルヘルム・ハマスホイ
「カード・テーブルと鉢植えのある室内、ブレズゲーゼ」
誰もいない静寂な部屋の中で鉢植えやライト、それぞれの感情が伝わってくるこの絵...好きです。
「開いた扉、ストランゲーゼ30番地」
気になる開き方。ひとつひとつゆっくり閉じていきたい。。誰もいない感..いいなぁ。
ヴィルヘルム・ハマスホイの言葉
「私はかねてより古い部屋には、たとえそこに誰もいなかったとしても、独特な美しさがあると思ってます。あるいは、まさに誰もいないときこそ、それは美しいかもしれません」
共感です。。誰もいない空間には美しさがある。。人のいない部屋には光と影、温度の違いなど、微々たる変化に目を奪われることがあります。
北欧のフェルメールと呼ばれるデンマーク画家。。窓から射し込む光の仄かな温かさも良かった。。素晴らしかった。
北欧画家たちが切り取った何気ない妻たちの日常や静謐な風景を鑑賞して、思っていた以上に疲れている自分と対面した。。心配される事や不安が多い中、身体と同じくらい心のケアも必要です。