みみの無趣味な故に・・・

読書、時々映画、絵画鑑賞の感想を書いてます。

『プラスチックとふたつのキス 魚住くんシリーズⅡ』 榎田 ユウリ

 

おすすめ ★★★★☆

【内容紹介】

野郎と寝るくらいなら尼になる。そう決めているサラリーマンの久留米だが、なぜか近頃同性の友人・魚住が気になって仕方ない。距離を置くため同居を解消することに。一方、魚住のもとに、日下部という男が現れ、「あんたが兄貴を殺したんやろ?」と衝撃的な言葉を投げかける…。日下部の兄と、魚住に、かつてなにがあったのか?感情の欠落した魚住が、少しずつ知る生きる意味、幸福―そして恋とその痛みの物語、第二巻。

【感想】

久留米と魚住くん。自分の気持ちに気づきつつ、距離を保つふたり。もどかしさが純愛小説の好きなところです。。ふたりの恋の行方も気になりますが、魚住くんを気にかけるキャラたちも面白くて魅力的。久留米の元カノで魚住くんの良き理解者・マリさん(自他共に認める美人で神出鬼没)。。魚住くんの元カノで研究生の荏原響子さん(魚住くんを指導してくれるお母さん的存在)。。今回登場した久留米の会社の後輩・安藤さん(こじらせ系女子と思いきや...)。。女性キャラがとても良いスパイスになってます。

魚住くんの不幸な生い立ちがかなり重い。痛々しい。表情が少なく、感情をうまく表に出せず、死に近い雰囲気と言われていた危なげな人が、、人の関わりの中で生きる意味、幸福を少しずつ知る。。久留米に一喜一憂してる。。可愛い💕