おすすめ ★★★★☆
【内容紹介】
恋を覚えたばかりの美青年・魚住真澄は、クリスマス間近、病院でさちのという少女に出会う。重い病を抱え、耐えるように生きる彼女に、魚住は「おれのお母さんになって」と告げる。困惑しつつも、次第に魚住と打ち解けていくさちの。遊園地に行きたい彼女のため、魚住は久留米も誘って、煌めくような冬の一日を過ごすが…。魚住が初めて知る、胸が苦しくなるような幸福の時間。そして…。
【感想】
近しい人の死。衝撃が強すぎて、心がついていけず、少し自分が壊れる。。すごくわかる。今回は魚住くんがかわいそうだった。さちのとの出会いがなかったら、魚住くんの心の傷が閉ざされていくだけで、本当の悲しみを知ることも、幸せな時間や大切な人への思いも封じ込められたままだったかもしれない。。久留米も。。小さなお母さんの存在が二人に大事なことを気づかせた。。痛くて痛くて苦しかったけど、一緒に泣けた。心の傷を与えるのも人だけど、癒してくれるのも人。。メッセージ泣けます。