おすすめ ★★★★☆
内容紹介
野球選手としての不安と自信と孤独……東京六大学野球を舞台に、甲子園後の選手たちの人生とその選択や葛藤などを切なく、熱く、見事に描ききった連作青春小説集。
東京六大学野球の熱い青春小説。。野球に興味のないわたしでも、、、目頭が熱くなってきた。。
1.東大。高校時代に怪我をし、野球から離れる真澄くん。。甲子園のスター・星隼人の姿を見て、彼と戦いたいと、大学で野球復帰。。八百屋の息子だからと、、国立を選ぶ理想の息子。。
2.法政大。怪我をして甲子園エースからマネージャーとなる西宮くん。心にひっかかりが。。。監督から「今じゃなく、、10年20年先の自分の為に、マネージャーになれ」。。マネージメントは難しいよね。。
3.明治。早稲田に憧れ、明治を恥じる就活中の北島くん。。大学名を気にしすぎて空回り。。卑屈な彼の心を動かしたのは、、集団面接で格下の大学生の一言。。。就活の苦悩。。不安ね。。
4.立教。私立のお嬢様学校出身の明子ちゃん。飲み会で銀縁くんと出会う。星くんの彼女。彼のふさわしい彼女になる為にミスコン出場笑。。。健気といえば健気。。華やかと言えば華やか。。
5.慶応。無口な旦那(慶応出身)との結婚生活に悩み多くも野球をする息子(慶応)一筋に生きる母(慶応出身)。。打倒早稲田。。早慶戦って注目度が高いのね。。
6.早稲田。甲子園で優勝し、銀縁くんのあだ名を持つスター選手・星隼人くん。みんなから注目される彼の過去に、野球をし続ける苦しみが。。
ラストの仲間の一言。。青春そのものね。。