みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『手紙』  東野圭吾

 

手紙 (文春文庫)

手紙 (文春文庫)

 

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内容(「BOOK」データベースより)

強盗殺人の罪で服役中の兄、剛志。弟・直貴のもとには、獄中から月に一度、手紙が届く…。しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる苛酷な現実。人の絆とは何か。いつか罪は償えるのだろうか。犯罪加害者の家族を真正面から描き切り、感動を呼んだ不朽の名作。

 

加害者家族の苦悩。兄という呪縛から一生拭えない弟の運命。読んでて辛いけど、現実でも加害者家族が苛酷に暮らしている。そう思えたら感動したという一言ではとても収まり切れない一冊である。