- 作者: 吉田修一
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2004/04
- メディア: 文庫
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おすすめ度 ★★★★★
都内の2LDKに暮らす男女四人の若者達。本音を明かさず、“本当の自分”を装うことで優しく怠惰に続く共同生活。そこに男娼をするサトルが加わり、徐々に小さな波紋が広がり始め……。
シェアハウスってこんなん?お気楽な人間関係を築いてるようだけど、悩みごとを聞いたり、話したりで、日常をたらたら過ごしてって感じの話が延々と続く。ところが最終章でいきなり、えっ!?突然、猟奇的!!とびっくりしました。再読しました。あとがきに書いてあるように絶対に第一章から順番に読まないといけない。ネタバレになるけど、隣人の一言がこの物語の本質であるのではないかと思われる。秀作。