みみの無趣味な故に・・・

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『空飛ぶ馬』 北村 薫

 

空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

 

おすすめ ★★★☆☆

 

【内容紹介】

女子大生と円紫師匠の名コンビここに始まる。爽快な論理展開の妙と心暖まる物語。

 

【感想】

女子大生の「私」と落語家・春桜亭円紫師匠が日常で起こる謎を巡る連作短編集。シリーズ第1弾。

織部の霊」...「私」と円紫師匠の出会い。。縁を取り持つ恩師・加茂先生の不思議な夢。。
「砂糖合戦」...「私」が感じる小さな違和感。。女の悪意がちらり。。苦いお話。
「胡桃の中の鳥」...女子3人旅行。。ゆる〜くほのぼのした旅の終盤で一転。。衝撃的な旅行記。。
「赤頭巾」...突然の歯痛で歯医者に駆け込む「私」。。待合室で隣り合わせた女性から聞いた不思議な話。メルヘンな童話から読み取るドロドロミステリー。。
「空飛ぶ馬」...最後のお話は温かく柔らかく爽やか。。

平凡と思われる日常には小さな謎がたくさん散りばめられてます。。師匠のように鮮やかに解決はできないけど、、こうなのかなぁって妄想を働かせるだけで、、変哲も無い日常がドラマのようになる事もありますね。。
北村薫さん。。男性だと思ってたら、この作品で女性だと思い込み、結局男性だったという。。どうでもいいけど、変な現象が起きました。。