みみの無趣味な故に・・・

読書、時々映画の感想を書いてます。

『小泉放談』 小泉 今日子

 

小泉放談 (宝島社文庫)

小泉放談 (宝島社文庫)

 

 おすすめ ★★★★☆


【感想】

50歳になったら後回しにしていたことを片付けようとしていた小泉さん。。2年経ってもうっすらとしか片付けられず、性根を叩き直そうと、「50代について」というテーマで、人生の先輩方の50歳の節目の迎え方をインタビューし、本音で語り合うエッセイ。。
お互いを尊敬し合ってるからこそ、赤裸々に悩みや苦悩を話せる関係性が羨ましい。。生きる力と抜け感のバランスがとても上手。。身体の変化、更年期の悩み、半世紀生きた自信と新たな挑戦、「やらない」の選択、。。など、職業が違う女性たちだけど、50歳という人生観や価値観は共感し、見習うべき点が多い。。

 

YOU...スルッとなっちゃった50歳。40になった方が抵抗があった。。「年の始まりが4って何だよ!」笑。

浜田真理子...やらされる事も大事な経験。やる気ってどうやったら伝わるんだろうと、、流されてきた。

江國香織...スローダウンはまだ早い。まだまだ渦中にいたい。

吉本ばなな...大人って、若い人にすごく無防備な姿を見せる。

中野明海...これからご褒美の時代に入るんだよ。

熊谷真実...ひとりの時間をきちんと経験すれば、あとはそれに楽しいことをプラスしていくだけ。

樹木希林...男であり女である者として、時々でいいから、自然なかたちて接触する機会を持つということを避けてほしくない。

浅田美代子...あとから来る人たちが歩きやすい道を作りたい。

平松洋子...10代20代の頃の、何も知らなかった頃に感じた衝撃を思い出したい。

上野千鶴子...若いって、無知で傲慢で見苦しいこと。だから「若い!」なんて、言われたくない。

美輪明宏...文化をたくさん食べて、それが身になっている人からは、光が滲み出て来る。

高橋恵子...「もう50だし」「60だから」というのは単なる思い込み。細胞は日々、新しくなってる。

槇村さとる...「私の感じ方」を手放さない。自分が何をどう感じるか、そのことを絶対に捨てない。

芳村真理...生き方もなんでも、自分というもの、新しいかたちをどんどん出していい。

渡辺えり...「自分から微笑もう」誰かにどうにかしてもらうのじゃなくて、自分からやる。

いくえみ綾...大人になるって「脱皮」ではなくふつうにひとつずつ歳をとっていけばそれなりに変わることはあるよ、という感じ。

増田令子...物欲がある時点でいい。何でもかんでも「いらない」と、人生、つまらない。

淀川美代子...何もなかった自分より、こうなってしまった自分のほうが、長くなっていく。その前の自分を大事にしなくちゃ。

甲田益也子...欠けていく自分を楽しむ。そういう種類のチャレンジ。

伊藤蘭...「死生観」が変わった。死を忌み嫌うのは亡くなった人に失礼。生きて、それを終えていくことを讃えたい。

片桐はいり...お母さん役。。わたしがやると、何か抽象画みたいになっちゃう。ピカソの絵みたいなお母さん。。(これはすごく笑った)

湯山令子...生理がなくなってからは、体調ブレない。もうずっと高め安定。超絶好調になるぞ!

中野翠...生き方としては、型にはまってるほうがラクですよね。最終的に、本人が気持ちよく暮らせるなら、どういうのもあり。

広田レオナ...ずっと自分が嫌い。「自分が嫌いな人間は不幸だ」って言うけど、そんなことない。私は不幸じゃないよ。

小池百合子...母はずっと味方だったけど、いちばん叱るのも母。(政治的な話は難しいけど、家族の今後を考えることは、50代は切実な問題なんだと思う)

 

キョンキョンが聞き上手。。勉強家。。
各著名人の言葉から見えるキョンキョンの人柄、感性、才能、私生活がカッコよくて、なぜか、、嬉しさがこみ上げる。。キョンキョンでも悩むんだ(あたりまえだけど)と安心感に浸ったり、、キョンキョンが「アハハハ」(そのまま表記されてる)って笑ってるタイミングと同じに笑ってる自分に、、喜びを感じたり。。アハハハ。。
ミーハーなわたしには、、ツボにハマるエッセイでした。