みみの無趣味な故に・・・

読書、時々映画の感想を書いてます。

『ダブル・ファンタジー』   村山 由佳

W/F ダブル・ファンタジー

W/F ダブル・ファンタジー

おすすめ度 ★★★

 

内容(「BOOK」データベースより)

奈津・三十五歳、脚本家。尊敬する男に誘われ、家を飛び出す。“外の世界”に出て初めてわかった男の嘘、夫の支配欲、そして抑圧されていた自らの性欲の強さ―。もう後戻りはしない。女としてまだ間に合う間に、この先どれだけ身も心も燃やし尽くせる相手に出会えるだろう。何回、脳みそまで蕩けるセックスができるだろう。そのためなら―そのためだけにでも、誰を裏切ろうが、傷つけようがかまわない。「そのかわり、結果はすべて自分で引き受けてみせる」。

 

村山作品は『天使の卵』『天使の梯子』、『おいしいコーヒー~』シリーズしか読んだ事ないのですが、純愛作家さんだと思ってました。まさかの官能小説?驚き。

主人公の奈津は売れっ子脚本家としての才能もあり、経済力あり、配偶者あり、そして恋人あり。。仕事では強気。夫や恋人には弱気。夫との別居生活で自由を得た奈津は多数の男性と体を重ねていくが、寂しさ、虚しさ、貪欲さが入り混じり、幸せを求めていたはずが悲しみを帯びていきます。30代半ばの既婚者。まさに私と同じ世代。私は子育てで翻弄していますが、自由を求める部分は共感します。。自由って開放感の喜びもあるけど、、それと同じくらい不安がつきまとうことでもあると、恐怖を感じた。

これは官能小説ではないと思います。