おすすめ ★★★☆☆
【内容紹介】
反転、再び。
あなたは探偵の推理を推理することができますか?
嵐の山荘に潜む若き犯罪者。そして翡翠をアリバイ証人に仕立て上げる写真家。犯人たちが仕掛けた巧妙なトリックに対するのは、すべてを見通す城塚翡翠。だが、挑むような表情の翡翠の目には涙が浮かぶ。その理由とはーー。
【感想】
さて、前作(『invert 城塚翡翠倒叙集』)のお楽しみの気持ちを思い出し(あまり物語が頭に残っていない...大丈夫か?)、第三弾を読みました。
翡翠ちゃんの背景がちらほら見える第三弾。「反転、再び。」ということで前作と同じく倒叙法。犯人の視点で物語が展開される..前作よりも印象が薄い。既に前作の話が朧げなのに、前作の方が印象的だなんて..致命的ではないか?もう少し意表を衝いて欲しかった。安定の飽き飽き度合いを助長させたのは、アシスタント・真ちゃんとの絡みが長いからかも。あまり意味のない会話がタラタラっと。。うー-ん翡翠のキャラがブレてきた?もっと小悪魔..魔女..悪女..ギャル..弾けキャラがいいなぁ。普通の女性になってしまって残念。トリックも..キャラも..反転も..中途半端になってしまって、どこに向かっていくのだろう?続編あるのかな?と心配はあるものの、忙しい師走にはこのくらいのエンタメが良いです。突っ込みどころがたくさんあるよ~笑