みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『#9』 原田 マハ

 

#9(ナンバーナイン) (宝島社文庫)

#9(ナンバーナイン) (宝島社文庫)

 

 おすすめ ★★★☆☆

 

内容(「BOOK」データベースより)

東京でインテリア・アートの販売員をするOL、真紅。仕事に挫折し、母親の待つ故郷に帰るべきではないかと悩んでいたある日。ふと立ち寄った宝石店で出会った見知らぬ中国人紳士に運命的な恋をする。真紅は「また会いたい」という一心で、紳士に渡された電話番号を頼りに上海に渡る。まるで見えない糸に導かれるように再会する二人。未来は、幸せなものかと思われたが―。上海を舞台に繰り広げられる大人の恋愛物語。

 

無名の画家の父を持つ深澤真紅。。釧路から上京し、フェイクギャラリーで勤める売上成績最下位の販売員。。モヤモヤした日々を過ごす真紅の前に現れたのが、中国人のやり手企業家・王剣。。瞬く間に恋してしまう真紅は会社を辞めて、、上海へ会いに行く(積極的、、その気があれば売上向上できたはず笑)。。あれよあれよと両想い💞。。王剣の美術コレクションの館でプリティウーマンのような日々を送る真紅。。彼氏のコレクションお披露目パーティーを成功させるために芸術審美眼を覚醒させ、コレクター蒐集力がめきめきと成長。。疲れた体を癒しにマッサージへ。。そこで運命の出会いが。。というお話。。...

なぜ王剣は冴えないOLに一目惚れをしたんだろう?とか王剣のやり手な恋愛?はあまり好ましくはないなぁなど。。恋愛に関しては飛ばして読みたくなったけど、、上海の熱気や中国の現代美術、古美術の描写やコレクター蒐集の裏事情などはさすがマハさんだなぁと思いました。。