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【内容紹介】
勝利を、信じろ。足袋作り百年の老舗が、ランニングシューズに挑む。このシューズは、私たちの魂そのものだ!埼玉県行田市にある老舗足袋業者「こはぜ屋」。日々、資金操りに頭を抱える四代目社長の宮沢紘一は、会社存続のためにある新規事業を思い立つ。これまで培った足袋製造の技術を生かして、「裸足感覚」を追求したランニングシューズの開発はできないだろうか?世界的スポーツブランドとの熾烈な競争、資金難、素材探し、開発力不足―。従業員20名の地方零細企業が、伝統と情熱、そして仲間との強い結びつきで一世一代の大勝負に打って出る!
【感想】
『下町ロケット』を思い出す、、高揚感。。
町工場の社員一人ひとりが新規事業のランニングシューズ「陸王」に賭ける想い。。熱い。。ウルウル。。(இдஇ`。)
魅力ある登場人物。夢を追い苦悩する宮沢社長、現実を見つめる経理のゲンさん。縫製課の女性たち。。カリスマシューフィッター(シューズマイスター)・村野。。
夢を追う社長・宮沢と現実を見る経理のゲンさん。。経理の仕事してるからわかるけど、赤字に近づく恐怖と焦り。。怖いのよ。。資金繰りの調達は困難。。将来見込みより実績重視。。これじゃ夢も希望もないってどん底になるわ。。
縁の下の力持ち的な縫製課の女性たちの底力。。女性は強い!
選手一人ひとりに真剣に向かいあうシューフィッターの優しく熱い気持ち。。選手には心強い味方。
一番魅力的だったシルクレイ(ソールの素材)技術者・飯山さん。仕事に対しての執念さとプライドに惚れ惚れ。。「世界一になる!」ってビックマウスだけど、、なるんじゃない?って思っちゃう。。かっこいい。
わかりやすいライバル企業の嫌な面々。。この人たちが嫌であればあるほど、、応援し甲斐があるわ。
会社は大小ではなく、、仕事にかける情熱と信頼と仲間が大事だなぁとつくづく思いました。
マラソンのようにスタートしてから山あり谷あり、苦しみを乗り越え、ラストまで駆け抜けていくストーリー。。爽快感と達成感がありました。
『下町ロケット』では「まさに下町ドリーム!」だったけど、、今回は「まさに町工場ドリーム!」でした。。゚+。(о'∀')bスカッと!