みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『青の数学』 王城 夕紀

 

青の数学(新潮文庫)

青の数学(新潮文庫)

 

 おすすめ ★★★★☆

 

【内容紹介】

雪の日に出会った女子高生は、数学オリンピックを制した天才だった。その少女、京香凜(かなどめかりん)の問いに、栢山(かやま)は困惑する。「数学って、何?」――。

 

【感想】

京果凛(かなどめかりん)数式。。そ答えを探す佰山(かやま)
数学者が集まり決闘し合うネット上闘技場「E2」
全国トップ高校数学研究会と決闘する佰山。。数学想い、数学をやる意味、、仲間やライバルと競いながら、、答えを追求していく。...
数学オリンピックに挑む高校生たち熱き闘い物語。。

数学って何?」
解ける、証明する、正答がある。シンプルなだけに難解な世界。。

「わたしはなぜ数学ように美しくないだろう」「愛しているというだけで残れるほど数学は優しくない」
「好きな数字は?そ意味は?」「最も美しい長方形は?」「美しい数式は?」
人生で考えたこともなかったことばかり。。

ラストが清々しく終わったこと。。序盤では想像できなかった。まさにこれが数学。。
わたしにとって、、とっても刺激的な作品でした