みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』  万城目 学

 

かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (角川文庫)
 

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内容(「BOOK」データベースより)

かのこちゃんは小学1年生の女の子。玄三郎はかのこちゃんの家の年老いた柴犬。マドレーヌ夫人は外国語を話せるアカトラの猫。ゲリラ豪雨が襲ったある日、玄三郎の犬小屋にマドレーヌ夫人が逃げこんできて…。元気なかのこちゃんの活躍、気高いマドレーヌ夫人の冒険、この世の不思議、うれしい出会い、いつか訪れる別れ。誰もが通り過ぎた日々が、キラキラした輝きとともに蘇り、やがて静かな余韻が心の奥底に染みわたる。

 

指しゃぶりのクセが直らないかのこちゃん。クセが直った瞬間、、、ちえがひらかれる。。ちえがひらかれてからのかのこちゃんの成長ぶりがさすが子供。。すごい。。すずちゃんという刎頸の友との出会い。楽しさも悲しさも喜びも不安も色々な感情を知る、、かのこちゃん。。そんな、かのこちゃんのお家で飼われてる柴犬玄三郎さんとゲリラ豪雨(かのこちゃんのお言葉「ゴリラじゃないやつ」。。笑)の起きた日に現れたマドレーヌ夫人(アカトラの猫ちゃん)が夫婦となり。。マドレーヌ夫人の不思議な魔法で、、かのこちゃんの周辺ではあったかい事が巻き起こる。。(わたしの所にもマドレーヌ夫人が現れてほしい)。。。子供の発想や言葉使いがとてもユーモア溢れ、、表現力の豊かさに感心しちゃう。。。前半は笑いありと子供たちのキラキラした世界に惹き込まれ、、後半の様々な別れにポロポロポロポロしちゃいました。。。