みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『困ってるひと』   大野更紗

困ってるひと

困ってるひと

 

内容(「BOOK」データベースより)

ある日、原因不明の難病を発症した、大学院生女子の、冒険、恋、闘い―。知性とユーモアがほとばしる、命がけエッセイ。

 

感想は“疲れました”。

若くして、これから大きな夢に突き進もうとしている夢溢れる女子に原因不明の難病発症。過酷な治療。病院たらい回し。周囲の反応。日常生活を送る辛さ。障害者が社会で生き抜く術の過酷さをユーモアに描いています。作者は相当素直で行動力の持ち主だと思われます。

明るく書かれているけど、読んでる私は一気に読むことができなく、たまに本をとじてしまいました。心のダメージがかなり大きく読んでられない。(情けないです)

追い打ちをかける後半部分の書類地獄。この部分を読んで疲労困憊してしまったわけです。大変申し訳ない。こんな私はただただ社会保障が向上していくことを願います。 私の知らない世界を教えてくれた本でした。