おすすめ ★★★★☆
【内容紹介】
放火殺人が疑われるアパート全焼事件で、異様な事実が判明する。炭化した焼死体の腹腔に、大量の蝿の幼虫が蠢いていたのだ。混乱に陥った警視庁は、日本で初めて「法医昆虫学」の導入を決断する。捜査に起用されたのは、赤堀涼子という女性学者である。「虫の声」を聴く彼女は、いったい何を見抜くのか!?
【感想】
シリーズ第一弾🐛
放火殺人が疑われるアパート全焼事件で炭化した焼死体の腹腔に、大量の蝿の幼虫が蠢き、警視庁は「法医昆虫学」の導入を決断する。
昆虫の生態を手掛かりに事件の真相を解明する。。面白そう...結果面白かった。。警察から捜査依頼をされた法医昆虫学の女性学者・赤堀涼子とベテラン刑事・岩楯警部補、プロファイリング志向の鰐川刑事コンビとの掛け合いも面白い。昆虫の生態や知識も...興味深く、楽しめる。。読書は想像を働かせて、脳内に作り上げたオリジナルのリアルを楽しむから面白い。。でも今回は...想像すればするほど、鳥肌が止まらない笑。焼死体の腹腔から大量のウジウジウジウジ。。描写が上手で想像力が冴え、発揮してしまう。。ザワザワザワザワ。。鳥肌立ちながら、ゾワゾワを楽しむって異様な感じ。。虫苦手なわたしにはキツいと思っていたが、赤堀さんの独特な目線が非常に面白くて、最後まで大いに楽しんだ〜。