みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『甘いお菓子は食べません』 田中 兆子

 

甘いお菓子は食べません (新潮文庫)

甘いお菓子は食べません (新潮文庫)

 

 おすすめ ★★★★☆

【内容紹介】

「もうセックスはしたくない」と夫から宣言された女。母になるか否かを考え続ける女。アルコール依存から脱することのみを目的に生きる女。ほんとうはもっと愛したい、もっともっと愛されたい、なのに―。すべて剥がれ落ちた果てに、彼女たちが見つけた欲望の正体とは。生きることの危うさと悦びを、迫力の筆致であぶり出す。第10回R‐18文学賞大賞受賞作。

 

 

この本はどうやら「ディープでエロいの❤️」という本らしい。。本交換会での交換本。。今回は動物のテーマだったので、、表紙が確かに動物。。中身は...
連作短編集。。40代で初めてプロポーズされた女性(3人の既婚者、独身者の本音トークがなかなか)、夫から「もうセックスできない」と言われた妻(律儀な旦那様ね。。妻の悩みの解決法はどうしたらよいのでしょう)、アルコール依存症で悩む母(一歩間違えれば、な話。。ただただ優しい夫に、、嫌悪感あり)、50目前でリストラされた女性(人は孤独なようで、、決して孤独じゃないと思えた。。この中では爽やかなお話)
ここまで読んで、うんうん。。女性の深い部分。。確かにディープだなぁと、、さてさて最後のお話へ。。溢れ出る性欲に悩む女性(過激度No.1...べしみ、、飼い慣らすのは大変なんだね。。これは、細かく書けないけど、、深い悩みなんだと思う)

うん。。確かにディープでエロかった。。かといって全く不快はなく、40代女性のナーバスな悩みと本音。。でも男性はびっくりするんじゃないかなぁ?。。☺️📖なかなかなデビュー作。。