みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』 村上 春樹

 

 おすすめ ★☆☆

 

内容(「BOOK」データベースより)

多崎つくるは鉄道の駅をつくっている。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。理由も告げられずに。死の淵を一時さ迷い、漂うように生きてきたつくるは、新しい年上の恋人・沙羅に促され、あの時何が起きたのか探り始めるのだった。

 

1Q84』で少し疲弊してしまい、遠ざかってた村上春樹。最新作、読んでみた。親友4人から絶縁された多崎つくるくん。その事がきっかけで死を考えていた日々や大学の友だちの話、現在の恋人からの助言で、、心の奥底に追いやっていた忌まわしい過去と向き合う旅をする。思いもかけない事実、友人たちとの再会で彼の心が氷解されていき、色彩を持たなかったつくるくんがカラフルになっていくけど、最後は結局何色になったんだろう?

内容は面白かった。とても読みやすいし、、、でも、、、村上春樹さんとして読むと、、、普通だった。。。ごめんなさい。