みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『海辺のカフカ』  村上 春樹

 

 

海辺のカフカ 全2巻 完結セット (新潮文庫)

海辺のカフカ 全2巻 完結セット (新潮文庫)

 

 おすすめ ★☆☆☆

 

内容(「BOOK」データベースより)

「君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年になる」―15歳の誕生日がやってきたとき、僕は家を出て遠くの知らない街に行き、小さな図書館の片隅で暮らすようになった。家を出るときに父の書斎から持ちだしたのは、現金だけじゃない。古いライター、折り畳み式のナイフ、ポケット・ライト、濃いスカイブルーのレヴォのサングラス。小さいころの姉と僕が二人並んでうつった写真…。

 

随分昔に読んだこの作品。あまり馴染めなかったけど、時間も経ったから再読してみました。。。昔より少し楽しめた。。。けど、、やっぱり微妙。。。

田村カフカの成長記録?15歳の誕生日に家出し、体を鍛え、年上の女性(佐伯さん)と知り合い、図書館暮らしをしている中、幽霊(佐伯さんの少女時代?)に恋をし、その間に父親が殺され、容疑者として警察から追われ、姉との近親相姦に想いを耽る。

一方で幼いころに野外授業中にUFO?と遭遇し、教師やクラスメートが突然意識を失い、生徒の中で唯一記憶がなくなってしまったナカタさん。それから、猫と話せるという不思議な力を持つ事ができたナカタさん。猫殺しの男を殺しに行く。その猫殺しがカフカの父。。。

佐伯さんとナカタさんとの関係やカフカの家族との関係、自分探しの旅。。内容は面白そうなのに、何かまわりくどい書き方(もっと簡潔に書けないかしら?)と、、暴力性があまり好きじゃない作品。

面白い作品とは呼べないのはわたしの理解力、想像力に問題があるのかもしれない。