おすすめ ★★★☆☆
【内容紹介】
史上最人間の代わりに「八咫烏」の一族が住まう世界「山内」で、仙人蓋と呼ばれる危険な薬の被害が報告された。その行方を追って旅に出た日嗣の御子たる若宮と、彼に仕える雪哉は、最北の地で村人たちを襲い、喰らい尽くした大猿を発見する。生存者は小梅と名乗る少女ただ一人...。
【感想】
八咫烏シリーズ第三弾。后選びも無事?済んで、穏やかな新婚生活を送っているかと思いきや、山内を脅かす猿の登場。八咫烏同士の権力争いの次は烏vs猿とは...。しかも惨殺なシーンもちらほら。ちょっとワクワクする宮中の血の争いではなく、ほんとに血を流す世界に。。苦手な分野に行きそうだな。
山内の民のくらしに密接したお話でした。山内には若宮や姫君、その近習たちなど貴族階級の宮烏、商人階級の里烏、農民階級の山烏が暮らしている。階級の格差が生じるのは仕方ないとはいえ、宮烏が山烏の思考を理解できないのは、現実世界の政治にも繋がるなぁ。現実世界では人喰い猿が現れないけど(最近、熊の出現が多発してるね)、世界の綻びはこうやって起きるんだろうなぁ...(自然破壊はすでに起きてるね)...なんて山内の不穏な未来に想いを馳せるのでした。
