みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『嘘ですけど、なにか?』 木内 一裕

 

嘘ですけど、なにか? (講談社文庫)

嘘ですけど、なにか? (講談社文庫)

  • 作者:木内 一裕
  • 発売日: 2018/10/16
  • メディア: 文庫
 

おすすめ ★★★☆☆

【内容紹介】

やっと出会えたはずの高級官僚の男は、新幹線爆破テロの発生直後から様子がおかしくなる。怪しんだ彼女が警察に通報すると、待っていたのは自分自身の逮捕だった。木内一裕10作目は、完全エンターテインメント大作!

【感想】

表紙の女性は著者の描いた..というのにまず驚く。読んだら、嘘偽りもなく、完全エンターテインメント笑笑。ものすごく展開が早く、読みやすかった。

大手出版社の編集者・水嶋亜希はクセのある担当作家たちのトラブル案件を巧みな嘘をついて解決していた。あくまでも仕事のため、正義のため、さっさと解決して、早くお酒を飲みたいがために?平然とウソをつく。恋の出会いに憧れる亜紀の前に現れた魅力あふれる高級官僚の男・待田。お酒の勢いで待田の部屋で一晩過ごしてしまう。。恋の始まり?と思いきや、新幹線爆破テロのニュースが...。爆破事故後から様子のおかしい待田に不信感を抱き始めた亜紀はとんでもない会話を耳にする。。そして思わぬ事態に...。

駆け抜けた痛快ミステリー。。久しぶりに何も考えずに楽しめました。待田のダメっぷりと亜紀の嘘をたっぷり。。笑