みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『チルドレン』  伊坂 幸太郎

 

チルドレン (講談社文庫)

チルドレン (講談社文庫)

 

 

おすすめ ★☆

 

内容紹介

「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。彼を中心にして起こる不思議な事件の数々――。何気ない日常に起こった5つの物語が、一つになったとき、予想もしない奇跡が降り注ぐ。ちょっとファニーで、心温まる連作短編の傑作。

 

伊坂幸太郎。。。ものすごく、お久しぶり。

去年『ジャイロスコープ』を1冊読んだだけ。伊坂作品デビュー作の『オーデュボンの祈り』が私の最高傑作。それ以外の作品もとてもスピード感があり、最後まで飽きさせない。少し、離れた期間がありましたが、最近『サブマリン(『チルドレン』の続編)』が出たので話題になり、お久しぶりに読んでみようと思いました。

 

相変わらず会話が楽しい。
読む前から人気者?の「陣内」が気になる存在だったので、注目して読もうと思ったら、注目しなくても「ザ・陣内」なお話でした。笑笑。

 

逆さに吊るして叩くと「失礼」と「無遠慮」がおそらく出てくるのが陣内さん。

お気に入りの陣内語録

「世の中のことには全部興味があるからな」(陣内が女性に振られたお話で出てくる言葉)

 

日常から巻き起こる奇跡のお話。世界を驚かせる出来事ではないけど、その人にとっての特別の時間。こういうのが好きだなぁ。