みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『むかしむかしあるところに、死体がありました。』青柳 碧人

 

むかしむかしあるところに、死体がありました。

むかしむかしあるところに、死体がありました。

  • 作者:青柳 碧人
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2019/04/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

おすすめ ★★★☆☆

【内容紹介】

鬼退治。桃太郎って…えっ、そうなの?大きくなあれ。一寸法師が…ヤバすぎる!ここ掘れワンワン埋まっているのは…ええ!?昔ばなし×ミステリ。読めば必ず誰かに話したくなる、驚き連続の作品集!

【感想】

隙間読みにはちょうど良いと思う。

「一寸法師の不在証明」打ち出の小槌の使用法を改めて知った。悪すぎる一寸法師..笑。

「花咲か死者伝言」金銀財産の褒美を巡る欲望..笑。

「つるの倒叙返し」サスペンス劇場..笑。

「密室竜宮城」一番面白かった。竜宮城の見取り図付き。密室事件を解決する探偵・浦島太郎。美男子海牛を巡る女の闘い。。時間差トリック。。優雅で夢のような世界でも、絡み合う魚模様は複雑。

「絶海の鬼ヶ島」これも面白い。鬼ヶ島の過去に起きた大惨事・恐怖の殺人鬼桃太郎伝説。時を経て、平和な鬼ヶ島で起きる謎の連続殺鬼事件。。疑心暗鬼な鬼たち。。誰の仕業?

 

とってもライトなミステリー。楽しい話ではあったけど、途中で退屈になってしまった。浦島太郎で盛り上がったけど、全体的には合わなかったかなぁ。