おすすめ ★★★★☆
【内容紹介】
暴力団会長の一人娘の護衛を任された新道依子。拳の咆哮轟くシスター・バイオレンスアクション!
【感想】
バイオレンス、ヤクザ、拷問、血みどろ、、苦手分野盛りだくさんなのに、あっという間に読めてしまう読みやすさに、不思議な感動を覚えました。祖父から鍛え上げられた肉体により、喧嘩の才能に恵まれ、常に暴力に身を寄せていく新道依子。組長の一人娘・尚子は人形のような美しさを漂わせ、父親から溺愛され、過保護に育てられるお嬢様。相反する環境を過ごしてきた二人ですが、女である苦痛が共鳴し合い、引き寄せられていくのです。男たちの暴力によって支配されていくのが腹立たしいので、圧倒的な力を持つ依子の容赦ない暴力には痛快さがある。暴力反対のわたしですが、暴力は男性だけのものではないと依子の生き様から思えるのです。喧嘩は売らないけど、買ったら倍値。。かっこいい。