みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『ヅカメン!お父ちゃんたちの宝塚』 宮津 大蔵

 

ヅカメン!

ヅカメン!

  • 作者:宮津大蔵
  • 発売日: 2014/10/08
  • メディア: Kindle版
 

おすすめ ★★★★☆

【内容紹介】

今年100周年を迎える宝塚歌劇団。女性のみで構成された劇団だと思われがちだが、実は多くの男性が支えている。タカラジェンヌたちから親しみをこめて「お父ちゃん」と呼ばれる生徒監、プロデューサーや大道具などの舞台スタッフのみならず、宝塚受験時代からずっと応援し続けている父親や兄弟たちも、誇り高き「ヅカメン」である。宝塚歌劇団を支える男たち=ヅカメンに捧げる、オマージュ小説!

【感想】

タカラジェンヌを支える男達。宝塚歌劇団の寮で生徒の日常を支える生徒監。宝塚音楽学校受験に挑む娘を全力サポートする父親。タカラジェンヌを目指して音楽学校で頑張る妹の良き理解者でもある兄。宝塚の舞台装置を創作する大道具さん。タカラジェンヌのリストラに悩む阪急電鉄本社から異動したプロデューサー。舞台スタッフから家族まであらゆる立場の男性達が支える宝塚歌劇団の魅力が盛り沢山でなんとも興味深いです。。

宝塚音楽学校の受験資格...容姿端麗⁉︎そりゃそうだ‼︎...けど、す、すごい。でもそれだけではなくバレエにピアノなど並々ならぬ努力をする娘たちと家族のサポート。狭き門を合格した家族の歓喜と涙...納得です。入学後は厳しい校則、タカラジェンヌの道への凄まじいカリキュラム。驚きの連発。。そして宝塚の街はメルヘンらしい...「手塚治虫博物館」もあるし...これは行ってみたい。。何より、自ら進んで宝塚の仕事に就いたわけではない男性たちが彼女たちの全力、頑張りに胸を打たれ魅了されていく気持ちにわたしもグイッと惹かれました。。月組男役のサンバさん...素敵💕

「清く、正しく、美しく」華やかで煌びやかなタカラジェンヌたちの輝きを支える男性たちの涙涙の物語。。いつか時間ができたら観に行きたいです。