みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『スマホひとつで暮らしたい』 飯島 彩香

 

スマホひとつで暮らしたい

スマホひとつで暮らしたい

  • 作者:飯島彩香
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/04/25
  • メディア: 単行本
 

おすすめ ★★★☆☆

【内容紹介】

持ちものはいらない。もの・お金・情報を片手に収めて、身軽に生きる

半年間のアメリカ生活で、最小限の「もの」で暮らす快適さと、キャッシュレスの便利さを知った著者が、帰国後にミニマリストを目指して実践した数々のアイデアを紹介。

「ラクして身軽に賢く暮らす」61のノウハウを紹介します。

 

【感想】

消費税増税前から徐々にキャッシュレスが騒がれていましたが、、昔からお財布を持ち歩かないで(ただ忘れてるだけ?)カードケースだけ所持が身につき、カード払いが習慣化。今では「すべてをスマホ1つで暮らせる」そうだが、まだセキュリティを考えるとクレカ払いから移行ができない。。身軽に暮らしたい気持ちは大いにあるので、ミニマリスト生活には興味があります。

共感した点は、物を置かないのは「掃除がラクだから」。。この一点に尽きる。わたしは20年前、子供が小児喘息で入退院を繰り返し、医師に家庭の家具の配置から食事まで指示された時から一気に生活スタイルを変えた。家具は最小限に。小物は置かない。外食は控えて、なるべく自炊に。。当時は育児、看病、仕事、家事をしていたので、心身の負担が重くのしかかる。断捨離(20年前はこの言葉はなかったね)をしたら、心がラクになったし、家事の時間が大幅に減った。

疑問に思った点がいくつか。

「旅行先で下着は捨てる。マナーある捨て方を心がけて」と書いてあるが、ホテル清掃をしてる友は捨てられた下着に困ってました。あと、「物を捨てる」のと、「物を大事にする」の境界線に立つと、物を大事に(もったいたい精神)が勝つ。これがミニマリストになれない理由なのかなぁ笑。

物が増えるので「プレゼントはお断り」宣言。友人からは花束、スタバカード、金券をもらうそうだ。。これはちょっと寂しいなぁ。お友達が選んでくれたプレゼントには心上がるので、その気持ちがなくなるのは悲しい。金券も心は大いに上がるけどね笑。

 

ところで、我が家は夫とわたし、子供3人、ワンコ1匹暮らし。。自ずと物が増えるが、整理整頓は心がけてはいる。。しかし読みながら徐々にスマホひとつでは暮らせない理由が見えてくる..家族の意識と価値観の違い。著者は夫婦二人暮らしで、片付け意識が夫婦共に同じ。もしくは夫の方が上?なくらいキチンとしてる。物も、お金もスケジュールも共有管理(これが既に無理。笑)。。朝食は毎日同じメニューで5分で作り、時間を有効活用。見習いたいけど、お弁当と朝食作り20分かけてしまう。通勤バッグ、旅行バッグの中身も必要最小限に。荷物増殖ちうです。筋トレ並みかも。。と、スマホひとつ暮らしには程遠い我が家である。

 

ノウハウは実行してる事が多かった。長年のシンプル生活が体に染み込み、自然とスマートに生きてるようだ。片付けだけではなく、お金の管理、海外旅行の役立つ情報も紹介されてます。心のゆとりが著者から感じられる。

さて...試してみたい事がひとつあった。。バスタオルなし生活。。速乾吸水タイプのフェイスタオルで拭く。毎日、バスタオルを洗濯するのが大変なので、まずはわたしから試してみます。紹介された収納グッズやお掃除グッズが気になり、、物欲が高まるのが難点でした。ミニマリストから逆行してる笑笑。