みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』 永田 カビ

 

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ

  • 作者:永田カビ
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2016/06/30
  • メディア: Kindle版
 

おすすめ ★★★☆☆

【内容紹介】

「心を開くって、どうするんだっけ…」

28歳、性的経験なし。生きづらい人生の転機。
pixiv閲覧数480万超の話題作、
全頁改稿・描き下ろしで書籍化。

高校卒業から10年間、息苦しさを感じて生きてきた日々。
そんな自分を解き放つために選んだ手段が、
「レズビアン風俗」で抱きしめられることだった──
自身を極限まで見つめ突破口を開いた、赤裸々すぎる実録マンガ。

【感想】

作者は社会に適応できず、人との繋がりを強く求めているのに、どうしたら良いのか分からず、孤独で心の病となり、摂食障害を繰り返す。身も心もボロボロに成り果てた彼女のすごい所は自己分析が鋭い。鋭いからこそ、生きにくいのかもしれない。タイトルにも書かれているように「レズ風俗」に行く。お相手と自分の心理を深く観察し、詳細にレポートする。。自分を知る事、自分の求めていることを知る事、行動を起こす事。。心理状態、寂しい気持ちを曝け出す事。。これはすごい事だと思う。漫画で自分の事を全て描くことにより、常に選択肢の中にあった「死」が初めて保留になったと。。想像を超える壮絶な内容でした。わたしも少なからず、生きにくい性格に悩むこともある。。彼女のように自己分析、観察力を高めたいなぁと思いました。