おすすめ ★★★☆☆
【内容紹介】
すべての現実から顔をそむけ、自分を責め続けて膝を抱えているのは、ある意味いちばん楽なことだ。でも、人は、生きている限り永遠に立ち止まっているわけにはいかない―。勝利が逃げるようにオーストラリアに来て、半年がたった。秀人の仕事の手伝いにも生活にも慣れてきたが、かれんから送られてくる手紙を読むことは、まだできないでいた。そんな勝利のもとに、かれんの弟、丈からの手紙が届く。
【感想】
前巻で不穏な空気を漂わせたラスト...やはり予感的中。本作でいきなり勝利、オーストラリア生活編へ。。急展開どころかまさかの読み飛ばし?といううっかり疑惑が起きるほど、時間がどれほど経った?のかわからない。。一回確認。。ふむ。5巻。大丈夫。続きだ。
オーストラリアで研究してる秀人の手伝いをしにきた勝利。研究仲間のダイアンと友達・マリア、ダイアンの妹・アレックスと遠い地で新たな出会いと交流を深める。。丈の手紙や勝利の心の内からはっきりはしないが、大きな罪の意識を匂わす雰囲気。。日本から逃げたらしい。。正直その展開(想像上だけど辛い事が日本で起きたのであろう)は必要なんだろうか?と首を傾げながら、次巻で解明されるのであろう。本当ならば残念な悲しみが広がる。。そこにどう向き合っていくのか...。過酷な試練を与えてるなぁ。。