みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『美都恋めぐり』 北 夏輝

 

美都で恋めぐり (講談社文庫)

美都で恋めぐり (講談社文庫)

 

おすすめ ★★★☆☆

【内容紹介】

大学受験に失敗して関西の大学に進むことになった理系女子。頼りの親戚は黒ずくめの風変わりな書道家で、弟子はなぜか女装で理系の大学生。一行がめぐる大阪・京都・奈良の小旅行は珍事件が頻発、奥手の理系女子と秘密含みのイケメン理系男子の淡い恋の行方ももどかしい。好評・関西ゆるカワ恋話シリーズ。

 

【感想】

一度挫折しました。あだ名と本名が混在してて、ただでさえ名前を覚えるのが苦手なわたしは軽い混乱に。

☆主人公の女子は安藤友恵ちゃん。至って普通。

☆高校から付き合ってる彼氏カズくん。覚えた。

ここから難解↓

☆殿下?黒衣?この方達は書道の先生。2人は師弟関係。

☆イケメン理系男子サカイ。書道の生徒。友恵ちゃんとは同級生。カツラを被って女装してるけど中身は男子。ずっとサカイは堺くんだと思ってた。どうやら違うみたい。本名忘れた。

☆アルバイト先の先輩レオ。本名佐々木洋人。髪型がライオンに似てるから。小学生みたいな付け方ね。

☆その彼女らしき女子が姫。自分のことを「まろん」って呼ぶの。本名が姫宮まろんだから正解なんだけど、ややこしい。

☆黒衣(30代)に恋をしてる女子高生ゆりりん。。「ゆ、百合さん」と黒衣がたじろぐ。。「黒川先生!ゆりりんって呼んで!」。。ここで、黒衣の本名判明。ゆりりんは存在がややこしい。

 

はぁ。。把握困難。。誰が誰だかわからないのに慌しい会話が続き、、混沌とした世界にしか思えない。。三都の世界なんだけど。

だけど京都、大阪、奈良の観光地や美味しいご飯が紹介されてて、行きたくなる。挫折ちうにお好み焼きが食べたくなって、食べました。本ではたこ焼きだけど笑。

これはドタバタ劇ではなく、恋物語なの。後半でようやく人物の把握ができた程度でも、ラスト、友恵ちゃんとサカイのバレンタインシーンにキャーーとなり、エピローグではキュンキュン止まらず。。わたし‼︎それでいいのか‼︎‼︎...な読書でした。