みみの無趣味な故に・・・

読書、時々映画の感想を書いてます。

『裁く眼』 我孫子 武丸

 

裁く眼 (文春文庫)

裁く眼 (文春文庫)

 

おすすめ ★★★★☆

【内容紹介】

漫画家になりそこね、路上で似顔絵を描いて生計をたてていた鉄雄。ある日テレビ局からの急な依頼を受け、連続殺人事件裁判の「法廷画」を描くことに。注文通り仕上げた絵が無事に放送された直後、何者かに襲われて怪我を負う。鉄雄の絵には一体なにが描かれていたのだろうか?予測不能、驚愕の法廷サスペンス。

 

【感想】

裁判を忠実に描く法廷画家にスポットを当てた物語。。あくまでも裁判のやりとりや被告人の印象などは絵の素材であり、、裁判官、検察、弁護士、被告人などの表情や緊迫した雰囲気を描き、テレビ局に提出するまでがお仕事。。実際の時間は20分程度と短く、スピードと集中力が必要。。法廷画家視点の裁判の見所や初めての法廷画の仕事を請け負った鉄雄が巻き込まれる事件が絡みあい、なかなか面白かった。。

我孫子武丸さんはわたしの中では『かまいたちの夜』というゲームのシナリオライターサウンドノベルでは、大好きな作品でした。。小説を読み進め、分岐選択により恐ろしい結末やら幸せな結末やらと、、多数のエンディングにたどり着く。。一つの物語の中で多数のシナリオを書く才能が素晴らしい。。とても印象深いゲームだったので、、本を読みながら、キャラの動き、背景、効果音、シーン遷移、音楽が頭に浮かび、サウンドノベルゲーム読みに。。それはそれで、楽しかったかな。。

 

我孫子さんの小説は初めて読んだと思ったら、、以前『殺戮にいたる病』を読んでた。。あれほどの衝撃は本作ではないけど、楽しめたから、我孫子作品はわたしには合ってるみたい。

法廷画も興味深かったのと同時に裁判員制度にも興味が。。面白い作品があったら、読んでみたいです。。