みみの無趣味な故に・・・

読書、時々映画の感想を書いてます。

『おそろしくへんなローリー』 はらふう はらひで

 

おそろしくへんなローリー

おそろしくへんなローリー

  • 作者: 絵はらふう 作はらひで
  • 出版社/メーカー: みらいパブリッシング
  • 発売日: 2019/02/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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おすすめ ★★★★★

【内容紹介】

第1回 絵本出版賞  最優秀賞受賞作品

「怖すぎる」と二度と読まない人もいるが、
「考えさせられる」と何度も読む人もいるだろう。
不気味で愛らしいローリーが見た世界とは!

『あなたはどう?へんな子じゃない?』

 

【感想】

物語に入る前に。。

はらふうさんの独特な絵に惹かれます。。押し寄せてくる恐怖の連続。。ローリーの不思議さ、表情無き者たちからじんわり伝わる悲しさ、物寂しさ、虚しさ。。読み手の感情がそんな風に見せるのかなぁ。。それも怖い。。怖いもの見たさで何度も見ちゃう。。

 

物語を読むと。。

同じものに取り込まれていく安堵と恐怖を感じる。。わたしもローリーのかけらが散りばめられている。。ローリーを取り込む者のかけらも散りばめられてる。。ふと気づく。。無意識に子供の個性を壊してる側にいるんじゃないかなぁ。。自分もローリーの時があるのに。。反省しちゃう笑 。。魅力的な個性は、否定され、押さえつけられ、人並みにされてしまう。。なぜかな?歳を重ねていくうちに常識の枠に収まる安堵感を知ってしまうからかな?。。社会が教えてることが全てが正しいと錯覚を覚えるからかな?。。その枠外で生きる人は必ずいる。。

それがローリー?

答えがないから、読書は面白い。。この絵本もそんな風に楽しめる。。

 

中学生の娘も読みました。感想は「小学生の頃に読んだら、トラウマになりそう。怖いなぁ。感想は難しい。でもマルー(続編?)も読みたい」でした。小学生の息子は、怖そうだからと開きません笑。。

 

絵本は短い物語の中で色々な発見があり、絵を見てるだけでその時その時の解釈の変化を楽しめる。。絵本コーナーで目を輝かせてる小さな読書家さんたちが触れるかもしれない一冊。。親子で楽しんでほしいなぁ。年齢層や環境の違う人たちの様々な意見を知ることができるきっかけになると思う。