みみの無趣味な故に・・・

読書、時々映画の感想を書いてます。

『後妻業』 黒川 博行

 

後妻業 (文春文庫)

後妻業 (文春文庫)

 

おすすめ ★★★☆☆

 

【感想】

資産家高齢者相手の結婚詐欺師。武内小夜子、69歳。職業は後妻業。結婚相談所所長・柏木亨と組み、紹介された高齢男性の後妻となり、遺産を狙う。

被害にあった娘二人は弁護士に相談。弁護士に依頼を受ける元刑事の興信所調査員・本多が執拗に小夜子の過去を調べ上げ、柏木と小夜子を追い詰めていく。。

どの人たちもお金への執着心が強く(加害者も時には被害者も。小夜子は突き抜けてる)、お金のためならどんなことでもしてしまう悪人揃い。。柏木と小夜子の悪事の酷さと信頼関係の無さ、罪悪感の無さ、、お互いのお金まで騙し盗ろうとしてる細やかな悪さには、苦笑い連発。。「汗水流して稼いだお金」と言い切る小夜子。。笑えないけど、笑ってしまう。。

黒川作品2作目。以前はオレオレ詐欺の実態。今回は後妻業。。巧妙な犯罪手口には驚きます。現実でも法律や心の隙間を利用する人たちが絶えないのでしょうね。。他の犯罪小説も読んでみたいなぁ。