みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『サクリファイス』 近藤 史恵

 

サクリファイス (新潮文庫)

サクリファイス (新潮文庫)

 

おすすめ ★★★★☆

 

【内容紹介】

ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと―。陸上選手から自転車競技に転じた白石誓は、プロのロードレースチームに所属し、各地を転戦していた。そしてヨーロッパ遠征中、悲劇に遭遇する。アシストとしてのプライド、ライバルたちとの駆け引き。かつての恋人との再会、胸に刻印された死。青春小説とサスペンスが奇跡的な融合を遂げた!大藪春彦賞受賞作。

 

【感想】

ミステリー要素もハラハラしたけど、なんと言ってもサイクルロードレースという団体競技の複雑さと個々のプロ意識とプレッシャー。レースの迫力、臨場感、爽快感。。
「勝利のためにエースに尽くす」アシスト達の夢や嫉妬を喰らい、踏みつけ、ゴールゲートに飛び込むエース。。自分の勝利を求めず、エースアシストに徹底する世界。。凄い。。面白い。。感動。。近々クロスバイクを購入し、駆け抜けようと思ってたわたしにはすごく刺激のある本でした。。🚴‍♀️💨(ロードバイクは怖い)
次は『エデン』。。世界の舞台へ。。楽しみ😊📖🎶