みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『趣味は読書。』 斎藤 美奈子

 

趣味は読書。 (ちくま文庫)

趣味は読書。 (ちくま文庫)

 

おすすめ ★★★★☆

 

【感想】

売れる本がなぜ売れたのか?読者は誰か?売れた理由を斎藤さん独自の目線で読み解く読書代行業。。ベストセラーを含む売れた数々の本。。ストレートな言葉で豪快な辛口批評の数々。。作品についても読者についても。。冒頭から熱心な読書家を病人扱いするところで、生温い紹介本ではないと思ったけど、、想像を上回りました笑。。本音炸裂。。たまに言葉が乱れる。。ぶった斬り。。毒、多目です。

 

恥ずかしながら、、読んでいない本ばかり(49冊のうち、7冊既読)。。ネタバレ込みの書評なので、未読本は読んだ気になり、もういいかぁと思えるもの(紹介されたタレント本は一冊も読んだことがないけど叶恭子さんの話はすごく面白かった(*≧∀≦*)」📖もうお腹いっぱい)から、、読書意欲がそそられる作品もあります。。歴史が苦手なわたしですが、『国民の歴史』『市販本 新しい歴史教科書』は読んでみたい...いずれ。

読んだ本の中では、、

冷静と情熱のあいだ』。。江國香織さんは好きだけど、辻仁成さん、初読みで挫折した本。。章ごと、交互に読むという提案は面白そう。

鉄道員』はホラー本。。苦笑💦

永遠の仔』はあの壮絶なストーリーが色濃く思い出された。衝撃的な作品だろうが、『模倣犯』『海辺のカフカ』など人気小説家でも関係ないんですね。。悪...いや、辛口書評、ブレないなぁ。。

 

毒を振りまく解説と視点を少し変える読み方。。毒的視点。。一気に読むと疲れるので、ゆっくり時間をかけて、合間読みを楽しみました。