みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『ねじまき片思い』 柚木 麻子

 

ねじまき片想い (創元推理文庫)

ねじまき片想い (創元推理文庫)

 

おすすめ ★★★☆☆

 

【内容紹介】

豊かな想像力を武器に老舗おもちゃ会社で敏腕プランナーとして働く富田宝子。彼女は取引先のデザイナー西島に5年も片想いをしており、気持ちを伝えられずにいる。彼に次々と降りかかる災難を、持ち前の機転とおもちゃを駆使し解決していくが、西島は宝子の奮闘にまったく気がつかず?!自分の心にねじを巻けるのは、自分だけ。宝子が自分の心を解放したとき彼女を待つ未来は―。

 

【感想】

片思いのお相手の周辺で巻き起こるトラブルを陰で解決し、未然に防ぐ「片思い探偵」笑。。恋は消極的だけど、、探偵業は積極的。。
途中、少しパターン化していて、少々退屈さを感じた。。片思いをしている本当の自分の気持ちに気づいた宝子の目覚めの時からの急展開はちと笑いました(わたしも何だか目覚めた❀.(*´▽`*)❀.)。。恋の呪縛。。長かったね。。

 

「おくさん。生きていてよかった、とはこのことだ。その柔らかでふっくらとした感触の四文字を宝子は心の中で何度も転がした。」

好きな人から「良い奥さんになりそう」と声をかけられた宝子。恋に恋する宝子の可愛らしさを感じます。。