みみの無趣味な故に・・・

読書、、映画、、音楽、、ゲーム、、インドア大好き。。感想を書いてます。

『ぶたぶたの甘いもの』 矢崎 存美

 

ぶたぶたの甘いもの (光文社文庫)

ぶたぶたの甘いもの (光文社文庫)

 

 

おすすめ ★★★★☆

【内容紹介】

町の小さな稲荷神社の参道に、知る人ぞ知る「和菓子処しみず」はある。春夏秋冬、季節のスイーツを求めて暖簾を潜れば、絶品和菓子に、甘酒、おでんや焼きそばまで、旨いものが勢揃い。店の主人・山崎ぶたぶたにも、運がよければ出会えるはず。変わった名前だけれど、その正体は…?疲れたとき、悩んだとき、ぶたぶたの作る甘~い和菓子で、ひと休みしていこう。

 

【感想】

和菓子屋さんに訪れる人々が甘い和菓子でほっこり不思議体験をする短編集。
和菓子職人で店主・山崎ぶたぶたさん。絶品和菓子の数々を作る腕前と、運転も気配りも上手で、表情豊か(出会った人たちの主観)なぶたのぬいぐるみ。バレーボールサイズで妻子あり。。色々と突っ込みたいところ満載だけど、あえて突っ込まない登場人物たち。。心のつぶやきは笑える。。

一話ではパワースポットに訪れた女性とのドタバタふれあいがあり、まだこの回では馴染むことができなかった(受け入れる事柄が多い)
次第に、不動産屋に就職し、めまぐるしい業務を海苔団子で乗り切った若者や夫の急逝に悲しみ泣き続ける妻が突如、夫との思い出の栗きんとんを食べに行く話や父親との関係に悩む息子が途中下車した街で家族との在り方を見つめ直すという...ぶたぶたさんとのふれあいで大きな戸惑いの中(これは当然の反応)、心軽やかになっていくお話。
日々の疲れで、読書もままならないわたしも、、見た目はぬいぐるみ、中身は中年男性。。とても斬新で、思わぬ癒しをいただきました。。

ぶたぶたシリーズでぶたぶたさん、寿司職人、カウンセラー、刑事、ごく普通のお父さんなど、あらゆる職で、大活躍してるようです。。これは、他も気になるね。。🐷