みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『殺人鬼フジコの衝動』 真梨 幸子

 

殺人鬼フジコの衝動 (徳間文庫)

殺人鬼フジコの衝動 (徳間文庫)

 

 おすすめ ★★★☆☆

 

【内容紹介】

一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして、新たな人生を歩み始めた十歳の少女。だが、彼女の人生は、いつしか狂い始めた。人生は、薔薇色のお菓子のよう…。またひとり、彼女は人を殺す。何が少女を伝説の殺人鬼・フジコにしてしまったのか?あとがきに至るまで、精緻に組み立てられた謎のタペストリ。最後の一行を、読んだとき、あなたは著者が仕掛けたたくらみに、戦慄する!

 

【感想】

フジコの衝動の30ページあたりから、、虐待、いじめの描写に耐えられなくなり、挫折。。その間に短編や爽やか系を読んで、再読。。途中で、、何でこんなの読んでるんだろう?と疑問に思うほど、、嫌〜な話の羅列を読み進み、、早くあとがき(帯であとがき推ししてるので)になってほしいという一心で読みました。。あとがきまでしっかり読み終わり、内容の衝撃が強すぎて、、ただ疲れただけ。。

フジコの殺意の低さ。。後半は被害者の落ち度に呆れるフジコ。こんな事で殺させないで、、と言わんばかりの殺戮のくりかえし。。最後の方は遺体処理(常にバラバラにして廃棄)すらしなくなった。。虚しさしか感じられない話だけど、、続編の『インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実』を読もう。。