みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本』 長沼 睦雄

 

敏感すぎて生きづらい人の 明日からラクになれる本

敏感すぎて生きづらい人の 明日からラクになれる本

 

 

人の感情にすぐ左右される、気にしすぎとかネガティブとよく言われる、人込みが超苦手、上司など誰かの攻撃を受けやすい、たわいない会話や大人数の宴会は苦手、自分はダメだと責めてしまう、音や匂い、電磁波などが気になって仕方がない、食事に敏感、寝つきが悪い・・・それは、5人に1人いるとされているHSP(とても敏感な人)気質だからかもしれません。

 

HSPは心の境界線が脆い。。バリアーが弱いため、他人のネガティヴ感情が自己のエネルギーに影響を受けやすい。。
人より境界線を強くする意識が必要。境界線が脆ければ脆いほど、、自己破壊行動(リストカットなど)を引き起こす。
意識をすることは...
「自分は自分。他人は他人」
「他人の意見ではなく自分で決める」
「相手の感情は相手に返す」

先天性な過敏症なので、、人の心が自己に入り込みやすく、相手の悩みを聞かなくても、心情がわかり、寄り添ってあげる能力に長けてる。
HSP」と対照的なのが、、
「HSS」(刺激を大いに求める人)
変化による刺激、目新しいことへの好奇心、体験を得るために活動的なことをいとわない人。。こちらも遺伝子的気質。
HSPの3割に「HSS」を持ち合わせた人がいて、外での刺激を活発に吸収して帰宅すると内向的にその刺激を味わう。。自ら疲れるのをわかっているのに、刺激を求めに行くタイプ(これに近いかも)

脳の疲れ。。運動をしていないのに、常に疲労感をもつ。。感覚のオーバーロードなどの慢性ストレスを抱え込みやすく、軽減するために、マインドフルネスをすることが大切。

「気にしすぎ」「慎重に考えがち」「マイナス思考」
この感情を無理に変える必要はない。

HSPは直感型で、直感には2種類あり、、過去の膨大な経験、知識、記憶に基づき一瞬で情報処理され、無意識に閃く。
経験、知識、記憶もないのに、ふと湧いてくる閃き。。
どちらの働きに対しても脳が作用してしまう行動なので、、生きづらさを感じながらも受け止めていくしかない。。

多くの人が眠らせている膨大な情報に瞬時にアクセスできる脳の持つHSPの中の4%ほど、特別に敏感な人がいて、前世の記憶を鮮明に持っていたり、植物や動物と会話できる能力を持ったりと。。見えない力を持つ人もいるそうです。

ふむふむ。。敏感過ぎるが故に人間関係に疲れを感じてしまうHSPの性質を知りました。