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『闇に消えた怪人グリコ・森永事件の真相』 一橋 文哉 

 

闇に消えた怪人―グリコ・森永事件の真相 (新潮文庫)

闇に消えた怪人―グリコ・森永事件の真相 (新潮文庫)

 

 おすすめ ★★★☆☆

 

内容(「BOOK」データベースより)

平成12年2月13日、最終時効成立!江崎グリコ社長誘拐事件に端を発した、一連のグリコ・森永事件。発生から16年、ついに最後の時効がやってきた。捜査線上に浮かんでは消えていった、元警察官、韓国コネクション…、そしてキツネ目の男。「かい人21面相」の正体は?完全犯罪への道のりは?文庫化にあたり「時効に捧ぐ」を新たに収録。

 

「怪人21面相」江崎グリコ社長誘拐事件を発端に青酸混入事件、警察マスコミへの挑戦状の数々。。あらゆる証拠品、声明テープ、キツネ目の男の目撃情報など浮上する中、なぜ犯人は捕まらないのか?

劇場型犯罪と呼ばれた大手食品流通企業、消費者を脅かす謎の未解決事件。

グリコの対応(自社内で奮起するため周囲の対応策が遅れ、裏取引の疑惑浮上)に対し、森永の対応(国、マスコミの協力を要請。裏取引のないクリーンイメージを世論に訴える。)の違い。企業戦略の差が全く違うが、信頼回復の差がグリコの方が早いというのも興味深い。。

左翼系過激派、政治家、警察官、自衛官暴力団、企業社員、株の仕手筋、韓国の大物たちまで絡む複雑な繋がりと一言では言い表せない情報量が詰まった一冊。ただ最後が駆け足で終わってしまい、残念。。
それにしてもわたしの幼少時代に起きた小説のような事件。警察の捜査がことごとく失敗している中、公開された似顔絵の男F(fox)。。Fはどこに?ゲーム感覚のような脅迫文や挑戦状の記載されていた。どれもゾッとする。。この事件でたった一つの命が失われた悲劇が国民感情を怒りに変える(マスコミも大衆もそれまでは劇場のように楽しんでいる様子さえ見受けられる事も恐怖)

基本概要飲み込みました。。『罪の声』(この事件を元にした小説)を読んでみたいと思います。