みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『光の帝国 常野物語』 恩田 陸

 

光の帝国―常野物語 (集英社文庫)

光の帝国―常野物語 (集英社文庫)

 

 おすすめ ★★★★★

 

内容(「BOOK」データベースより)

膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、近い将来を見通すちから―「常野」から来たといわれる彼らには、みなそれぞれ不思議な能力があった。穏やかで知的で、権力への思向を持たず、ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々。彼らは何のために存在し、どこへ帰っていこうとしているのか?不思議な優しさと淡い哀しみに満ちた、常野一族をめぐる連作短編集。優しさに満ちた壮大なファンタジーの序章。

 

常野物語。。不思議な能力を持つ常野一族のお話。
全て読んでいたと思っていたら、『エンドゲーム』を読んでいない事に気づき、ずっと積んでたんだぁと、、本棚を探しても見つからず、、読んだ気にも、、持っていた気にもなっていました。。うっかり者。。ポチる。。

『エンドゲーム』が来るまでに2冊再読。。『光の帝国』の連作短編集。。常野一族のしまったり、響いたり、遠くを見たり、遠くに行ったり、裏返したり、、、懐かしい。。お気に入りは「大きな引き出し」「二つの茶碗」「オセロ・ゲーム」「国道を降りて…」(←表題作を読むとグッと来ます)