みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『こころの匙加減』 高橋 幸枝

 

100歳の精神科医が見つけた こころの匙加減

100歳の精神科医が見つけた こころの匙加減

 

 おすすめ ★★★★☆

 

本のグループで紹介され、今のわたしには必要な気がして、早速手に取り読みました。

著者のいくつになっても大きな夢を持ち、、挑戦し続けていく姿勢には、、生きる力の違いを見せつけられました。。(90過ぎて新たな夢を持つ力の源。。あやかりたい。。)

生活面では普通の暮らしを、日々誰に頼らず自力で行うことの大事さ。。新しい物への関心、興味の範囲を狭くしないなど(80歳からお酒に興味を持ち、晩酌始めたそうです🍶)
できそうだけど、意識すると難しいなぁ。

恐怖だったのは、「おひとりさま」の慣れ。。わたしは自宅で仕事、家事、子育てをしているので、「おひとりさま」の時間が人より多め。。(すでに慣れちゃったなぁ)。。おひとりさまの末路(寂しい)。。小さなコミュニティ大事にしよう。。

共感した部分は、、「他人の気持ち」への理解度。「できる」「できない」ではなく、、
「理解できないこともある」と認識しながら接すること。。人の心の内、内面の声に干渉せず、大切にすること。。とても大事。。心がけていきたい。。

匙加減の見極める眼力が大人に必須の力。
この見極めがとても難しい。。自分にとってのちょうどいい匙加減。。自分の匙加減を見極めることと同時に、他人の匙加減に無闇に踏み込まないこと。。
著者は現役精神科医であるが、不躾な言葉を投げかけられることも多々ある。。しかし、その相手を「かわいい」と。。裏表のない患者さんたちがとても「かわいい」と。。この境地に達するのは並大抵ではないが、、他人との価値観の違いを楽しめるくらいの気持ちは持ち続けたい。。

楽しみながら人生をより豊かに。。
はい(*´꒳`*)/