みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『たかが世界の終わり』

 

 おすすめ ★★★★★

 

鑑賞後、、どう自分の心の置き場を持っていっていいのかわからず、、とりあえず、映画館の隣にあるカフェに入った。。鼓動が止まらない。。すごかった。。傷つけ合う家族たち。。わたし、、受け止められない。。途中で、、苦しくて、、手が震えた。。直視できない。。苦しすぎて、、涙も出ない。。

人気作家ルイ。。「もうすぐ死ぬ」その事を家族に伝えるために、、12年ぶりに帰郷。。
愛する息子のために料理を用意する母マルティーヌ。。兄の記憶がないが憧れを抱く妹シュザンヌ。。弟の才能にコンプレックスを抱く兄アントワーヌ。。家族の不安を感じながら和ませようとする兄嫁カトリーヌ。。心の叫びを伝えることのできないルイ。。
ルイに家族の希望として期待をする母。ルイに明るい家庭を見せたい妹。ルイの告白に怯える兄夫婦。。
緊張の糸が切れ全ての想いが溢れた瞬間。。ここからは、瞬きもできないくらい、、目が離せなかった。。家族の距離感は計るのが難しい。。遠くにあると思うと、、いきなり、グンと近づいたり。。

「理解はできない。でも愛してる。この愛だけは奪えない」

パスタ喉通らない。。くるくるくるくるしてたら、、やっと涙が出た。。何かから解放された感じ。。出しとこう。。チョコ買わないといけないし、、帰ったら、、主婦しないとだし。。