みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『裏閻魔』 中村 ふみ

 

裏閻魔

裏閻魔

 

 おすすめ ★★★★★

 

江戸時代、新撰組に密偵として送られ、裏切り者として追われる身となる周(あまね)。瀕死状態の周を助けたのは彫り師・宝生梅倖。。鬼込めという禁忌の墨(閻魔天)を掌に刻まれ不老不死の身体になる。梅倖の元で彫り師の修行をし、周から「宝生閻魔」として生きる(この瞬間、めちゃかっこいい)倒幕、明治時代へ。愛する女性、同じ運命を背負う兄弟子。江戸から昭和を駆け抜ける2人の鬼と1人の女性。。奈津、、女として耐え抜く強さ。周、、不死の孤独さの故の苦しみと愛する人への想い。。次巻につづく。。