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みみの無趣味な故に・・・

読書、映画、ネット。。。。インドアな日々を書いてます

『押入れのちよ』 荻原 浩

読書 ★★★★☆

 

押入れのちよ (新潮文庫)

押入れのちよ (新潮文庫)

 

 おすすめ ★☆

 

内容紹介

失業中サラリーマンの恵太が引っ越した先は、家賃3万3千円の超お得な格安アパート。しかし一日目の夜玄関脇の押入れから「出て」きたのは、自称明治39年生れの14歳、推定身長130cm後半の、かわいらしい女の子だった(表題作「押入れのちよ」)。ままならない世の中で、必死に生きざるをえない人間(と幽霊)の可笑しみや哀しみを見事に描いた、全9夜からなる傑作短編集。

 

「お母さまのロシアのスープ」
第二次世界大戦後に双子のターニャとソーニャが、、お母さまとひっそりと暮らしているお話。。。
(お母様の故郷のロシアのスープはお肉たっぷり。。途中から、、心ザワザワし出した。。グサリ)

「コール」
大学時代の男2人に女1人(ドリカムみたいだって、、懐かしい表現)そのうちの2人が結婚し、、夫病死。。
(愛情が感じられる。。それぞれの深い愛情が。。死しても、相手を思いやれる人に、、なりたい)

「押入れのちよ」
リストラされ無職の恵太。。不動産に紹介された築35年の古ぼけたマンション。。そこに夜中、、ビーフジャーキーを食らう14歳の幽霊・ちよが現れる。。ちよの身の上話を聞いていく内に、、奇妙な同居生活をすることに。。。
(ちよ、、恵太を見て「こわい」笑。。可愛い幽霊。。幸せになってほしい。。ふたりとも。。)

「老猫」
亡くなった叔父の家に住む家族。そこに叔父が飼っていた年老いた猫が住んでいた。そこから、、妻と娘に異変が。。。
(猫の魅惑、隠微な世界は年老いても、、吸い寄せられるのね。。)

「殺意のレシピ」
釣りに行った夫。。長年不仲な妻に今夜の食卓で殺人をする計画を企てる。。妻の対応は、、、?
(似た者夫婦。。。相性ってどこで合うかわからないから、、面白いのね。。食卓にご注意を。。)

「介護の鬼」
痴呆の義父を介護する嫁。。日々虐待を楽しむ。。
(そんな事してたら、、、そうなるわ)

「予期せぬ訪問者」
愛人を殺害してしまった男。死体を処理しようとした時に、、訪問者が。。。
(男ってバカね。。でも、、これが、、男って感じ)

「木下闇」
15年前に行方不明になった妹。。当時いなくなった三上家の裏山に何かを感じ、、妹探しをする姉。。そこから異変が……。
(幼い女の子が行方不明。。非現実的な事が姉に降りかかるけど、、とても現実的な結末に、、、悲観)

「しんちゃんの自転車」
真夜中にしんちゃんと自転車ドライブ。。しんちゃんの古風な笑えないギャグと思い出話。。思い出の場所へ。。(しんちゃんの心残りが、、程なく済んでよかった。。序盤からしんちゃんの正体がわかり、、勘が冴えてると思ったら、、前に読んだ事を思い出した。。)

その他のお話は人間の悪意が面白く描かれ、、楽しみながらも、、、現実にありそうで怖いわぁ、、、と思うものばかりでした。。