みみの無趣味な故に・・・

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『花の下にて春死なむ』 北森 鴻

 

花の下にて春死なむ (講談社文庫)

花の下にて春死なむ (講談社文庫)

 

 おすすめ ★☆

 

内容(「BOOK」データベースより)

年老いた俳人・片岡草魚が、自分の部屋でひっそりと死んだ。その窓辺に咲いた季節はずれの桜が、さらなる事件の真相を語る表題作をはじめ、気の利いたビアバー「香菜里屋」のマスター・工藤が、謎と人生の悲哀を解き明かす全六編の連作ミステリー。

 

三軒茶屋のビアバー「香菜里屋」のマスター・工藤哲也。。常連客の様々な謎を意外な視点で解き明かす。。

「花の下にて春死なむ」
俳人・片岡草魚が亡くなり、かつての恋人・飯島七緒が残された句帳とあるきっかけから知った草魚の故郷へ行き、知られざる悲しい過去に触れるお話。
【感想】七緒、、強い味方がいて良かった。。マスターはお店で句帳の謎解き、、出過ぎないのがいいね

 

「家族写真」
新聞記事の「メッセージ?ある家族写真の謎」というコラム。この記事で、常連客が謎解きをするお話。
【感想】マスターの辛めのイタズラ?厳しいお人

 

「終の棲み家」
写真家・妻木の個展で、街中に貼られたポスターが全て剥がされてしまった事件が起きる。多摩川に住み着いた老夫婦と交流し撮り続けた妻木。この事件で心痛めた妻木に。。
【感想】心温まる。。マスターの優しさが、、沁みる

 

「殺人者の赤い手」
14年前の子供の死。香菜里屋の近くで起きた殺人事件。小学生の間で流行っている「赤い手の魔人」この繋がりは。。?
【感想】常連客が頭を悩ます事件。。マスター、、あっさり解決。。

 

「七皿は多すぎる」
鮪ばかり七皿食べる男の話。
【感想】面白い。謎解きに夢中のおじさまたち

 

「魚の交わり」
お店に鎌倉から送られた手紙。俳人・片岡草魚の残された句が書かれていた。飯島七緒は、草魚の故郷で知った真実の矛盾と疑惑が湧き、調べる。
【感想】解決って、、時にはする必要もないね

 

【感想まとめ】

悲哀。。人生の背景には、一つや二つ、、悲しい出来事がある。。マスターの優しい謎解きで、、心の小さな棘をそっと抜いてくれる。。いい話だった。。
それに、、料理が美味しそう。。「今日、いいものが入りましてね、、、」そこで出される料理、、食べたい。。